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DESCENDENTSとALLのこと、ときどきその他音楽(フジロック)とひとりごと

実はALL史上最も変態な"最恐"アルバムだった「Problematic」

【今日の1枚】ALL/Problematic 例のDESCENDENTS/ALLのドキュメンタリーフィルム、「Filmage」の ワールドプレミアのアナウンスも以前お知らせしましたが、 実はそっちに7月って記載しちゃってたんですよね 本当は6月でした(笑)。しかも今週末の15日です。すみませんでした… ↑予告動画?更にUPされてます。 そんなFilmageモードが高まってる最中ですが今日はまたもALLについてです(笑)。 先日、例のA/D好きな仲間で集ってあれこれ話してたんですが ちょっとした拍子に「Carry You」の曲名を口に出しまして。 「Carry You」といえば ALLの一応(笑)最新(って言っていいもの?)アルバム「Problematic」の1曲目で 私も大・大・大好きな曲です! なんとなく今日になって「Carry You」も聴きたくなったので久しぶりに「Problematic」を 聴いてみる事にしました。 このProblematicはリアルタイムで買ったアルバムです。 当時、第一次ALL大好きブームだった私はこれと「Mass Nerder」とベスト盤のローテーションで そりゃもう毎日のようにALLばっか聴いてました。 その反動?のせいなのか、実はもうここ何年とProblematicは聴いてませんでした。 おそらくここ5年間は確実に(笑)。 だから久しぶりに聴いて懐かしさみたいなものも当然あったんですが、 それ以上にこのアルバム… へ…変な曲ばっかり!!! って思いました(笑)。それはもちろん悪い意味ではなく…。 Problematicの前作、「Mass Nerder」は異常なまでにタイトなアルバムになっています。 日本盤ではボーナストラックが2曲追加されてますが、それでも全18曲で約36分(笑)。 このアルバム、3分を越える曲が全く無くて1曲が物凄く短いんです(笑)。 それなのに1曲の中に何回展開が変わることか! 一般的な曲の作り(流れ)として Aメロ~Bメロ~サビ~Aメロ…というのが多いと思うんですが、 ALLの場合 Aメロ~Bメロ~Cメロとは言えない謎のフレーズ~Cメロとは言えない謎のフレーズその2~… みたいなのが多い気がします。 あと異常、変な(笑)な転調もすごく多いです。 そんな要素がてんこ盛りなのに3分以内に収めてしまうという…。 これ、ほんとALLの不思議な魅力のひとつだと思ってます。 話をProblematicに戻しますが、 このアルバムは基本的にMass Nerderの要素の延長上にあるアルバムだと思ってます。 収録されている曲もほとんど3分以内の曲ばかりです。 ただMass Nerderよりも更に変態さに磨きがかかっているというか…。 「曲の展開」と「変な転調」の数が尋常じゃない気がします…。 なんならちょっと気持ち悪くなるぐらいで(笑)。 あんなに速い曲な上にあっちこっち引っ張りまわされてても何故かポップさがあるっていう… ほんとにただただ、凄いとしか言えないです。 演奏技術が髄にまで達した結果、 あそこまで超ひねくれた変態な曲ばっかになったのかも…?とすら思ったほど(笑)。 楽器経験もない私ですが、 あれらは確実に普通の人には作れない、演奏できない曲ばかりだろうなぁっていうのは 知識ないながらに感じました。 ↑もうイントロの時点でおかしい(笑) ↑Problematicの中で一番キャッチーでポップな「Carry You」でさえ 意外と予測不能な展開(だと思う…)。 海外では特にそうだと思うんですが、 なんとなく「ALLよりもDESCENDENTSの方が好き」という方が多い気がします。 (海外の場合だと歌詞の内容でも左右されるんだろうけど) 理由はまぁ、人それぞれなんでなんとも言えないんですが DESCENDENTSではやっていないようなタイトでひねくれてド変態なアルバムを作るALLって やっぱすごいですよ。恐ろしいです(笑) 私はALLとDESCENDENTSに対して差みたいなものはほとんど感じてないんですが、 世間のALLに対しての過小評価(なんとなく)はもうちょっと見直されてほしいかな。 (ただでさえ日本じゃDESCENDENTSの人気ってないのに…) いやー、約5年ほど寝かせた甲斐があった(笑)再発見でした。 「Problematic」を久しく聴いてないなぁ、っていう人はすぐ聴いてみて!(笑) これだからこのバンドの曲を聴くのはやめられない。